1  磯部 健      KFA06265          97/03/16 22:20
    題名:Solar Eclipse in MONGOLIA.

JAC・室生の皆様へ

モンゴル日食帰りの磯部です。報告が遅れたことをお詫びいたします。帰って
きてから、気が抜けてしまって、虚脱状態に陥っています。

 日食そのものは、TV中継そのままで全然だめでした。第一触が始まってい
る時刻になっても太陽がどこにあるかわからないほど、雲は厚く雪がちらちら
降っていました。ヘールボップ彗星を見ようと5時過ぎから観測地点の高台に
陣取っていましたが、全く星は見えず、雪が降り始めてきました。前日の宵の
頃は薄雲はあるものの4等くらいまでは見えていましたが、だんだん悪くなる
一方です。気温は22時頃に−19度Cまで下がり、それ以降は温暖前線が通
過したのか上がりはじめ夜明け前に−15度C、皆既中は−14度Cくらいで
しょうか。−40度以下になると脅されていたので、それなりの装束を準備し
ていたため寒さは感じませんでした。

 太陽の姿を見ずに日食が終わってしまうのかと、参加者一同準備もせずにあ
きらめの境地に入っていたのですが、皆既20分前になって雲が薄くなって8
割程欠けた太陽が初めて現れたのです。
 それからみな準備に入ったのですが、また雲の中に消えてしまって見えるよ
うで見えない。皆既に入ったのは、周りが暗くなったのでわかりました。

私はビデオを撮っていたのですが、20分前に顔を見せたときに保温BOXか
ら取り出し部分食を撮って電池節電のためスイッチを切って、皆既直前に再度
入れたのですが、ファインダーのカラー液晶パネルの半分か゜虹が出て写らな
い。たぶん寒さでやられたのだろうと思ったがどうしようもない。とにかく見
えている部分でピントと露出を合わせて太陽の方へ向ける。太陽は雲を通して
ぼけているため、ピントは地上の景色で合わさないといけない。

そんなことをしているうちに皆既に突入。部分食用のフィルターを外すときに
間違えて、テレプラスごと外してしまい、それ以降は小さい太陽像になってし
まっていた。皆既中の太陽が少しよく見えだしたのでビデオは放って双眼鏡に
集中する。周辺が赤くなっています。プロミネンスが出ているのでしょう。が
見えません。そのとたんに右上に明るい点が現れて皆既終了。あっと言う間に
終わってしまいました。

 皆既中に太陽をバックに記念写真を撮ろうと思っていたのですが忘れてしま
った。悔しいので終わった直後に撮りました。

 記念撮影用に、アサヒペンタックスSP+28mmをセットしていたのです
が、日食前のテストでシャッターは切れたのですがミラーが降りてこない。寒
さでやられました。−15度程度では大丈夫と油断していた私が悪い。記念撮
影は、コンパクトばかチョンカメラに変更。濡れた軍手でアルミ三脚にさわる
とくっついてしまった。


こんなわけで、太陽の輪郭が見えただけで喜んでいた状況で、日食としては最
低でした。チリ・モンゴルと二回行きましたが、まだ綺麗なコロナを拝んでい
ません。また行かなければ誓うのでした。


日食観測は、このように最低だったのですが、中国・モンゴルツアーはハプニ
ングはあり、西播磨天文台の黒田さんのおかげで連日楽しく朝まで飲めるし、
ウランバートルで夕方と夜明けに見たヘールボップ彗星の勇姿が記憶に残って
います。朝方はSNの良い空に15度近い尾がしっかり見えていました。酔っ
ていたので双眼鏡を持って、屋上への垂直猿梯子を上る元気が無かったので窓
から肉眼だけの観望になってしまったのが悔いに残ります。

観光編については、また会ったときにでも。

                 KFA06265 磯部 健 でした


 3  磯部 健      KFA06265          97/03/17 23:51
    題名:RE:Solar Eclipse in MONGOLIA.

今回の旅行は、北京からモンゴルへ予定の飛行機に乗れず、一時は日食の時間に
皆既帯に行けるのかも危ぶまれたスリルにあふれた旅行でした。いろいろなこと
がありましたが、また例会等で話したいと思います。

あの津村さんもお疲れでヘールポップを撮れないくらい宴会が盛り上がった。し
かし秋田さんは毎朝写真を撮っていた・・・・・・