観測日記(2月20日)


2月になってからのヘールボップ彗星は前評判の巨大彗星の名にふさわしい姿になってきました。2月23日現在では約1等級で夜明け前の東北東の空、地平線から約20度の高さに見えます。都会でも肉眼で見ることが出来ますが、ここ室生観測所ではまっすぐ上に伸びる約7度の青い尾とやや右上に広がる約4度の黄色の尾が見えます。以下はメンバーの熊森照明氏のメールよりヘールボップ彗星関連を抜粋した。

「2/20の朝、H・B彗星の観望にやっと室生観測所に行きました。ほぼ快  晴の下で輝く彗星を見ることができました。室生で見るのはこれが初めてで、噂の45cmドブソンで見る核周辺は黄金色に輝き、まぶしいばかりでした。まが玉風の核から飛び出すジェットは鱗状に見え半ば規則正しいモアレ縞のような感じにも見えましたが、となりにいた鷲さんはウーン「そうにも見える・・・」と言葉を濁していました。ただ、星の広場の最近の観測では、「ゲジゲジ風」に見えると言っているらしい。12cmの双眼鏡では尾が立体的に見えているような気がする!最盛期の百武彗星ほどではないのですが、彗星の頭部らしい!?「U」字型にどっと見えている。5cm 7x 双眼鏡では立体感はないものの、イオンテイルとダストテイルがはっきりと分かれ、ウエスト彗星がちょうど、こうま座あたりに来たころと良く似ている。天の川に向かってイオンテイルが伸び、V字型にダストテイルが広がっている。とは言っても、H・B彗星のイオンテイルは双眼鏡で7°心眼でもう少し伸びるか?ダストテイルは3°くらいでちょうどこの双眼鏡に収まりが良いけれど、ウエスト彗星はその時にはイオンテイルが30°もあって、その先は天の川に溶け込んでいたのを思い出しました。  (中略)   今日は、鷲さんと、吉川さんと私の三人でした。そうそう、彗星の明るさははくちょう座のデネブ 1.3magよりやや暗くて1.5magと言ったところでしょうか?去年の夏場までの予想等級より 1.5magほど暗いようです。(中略) 熊森照明でした。」